満月から現れたUFOの大編隊。そのうちの一機が地球に落下してしまいます。落下したUFOに乗っていた宇宙人「クレセント」と「コロナ」の2人は、1人の女の子「ファニー」に拾われますが、わがままで気分屋なファニーのもとで、2人はペットになって共同生活をおくることに…
ポエティックでルナティック、メルヘンで狂気な世界をお楽しみ下さい。 ファンシーかつキュートなキャラクターたちが織り成すシュールなドタバタコメディ作品です。
寂しさが身を滅ぼす。
社会の中にある比較意識、それが家庭にまで入り込み、家庭内にも主従関係ができあがっている。
主人の気まぐれにつきあわされる苦悩と、そこから生まれる寂しさ。
やがて、その寂しさゆえに愛情を求めて、人は狂気に走る。
「自分を見てほしい」「自分に関心を持ってほしい」という思考が、周りを冷静に見ることができなくなり、視野狭窄にはいって、自滅してしまう。
そうした人間の内側にある狂気をユーモラスに表現して笑った作品。
愛を乞うごとに自分がわからなくなる現代人の悲劇でもある。
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2006年作品
★2006年度メルボルン国際映画祭正式招待作品
★2005年度の釜山国際映画祭特別招待作品
★テレビ神奈川、京都テレビを中心に地方局にて拡大放映
キュートで可愛いけれど、わがままで気分屋な女の子。
笑ったり泣いたりころころと機嫌が変わるけど、立ち直りも早いのが彼女の良いところ☆
宇宙人をペットにできるぐらいに深く物事を考えない。
いつも下着のボディースーツ姿なのは楽だから。
夢想癖がありそのことに宇宙人たち(ペット)は振り回されるが、彼女に悪意は無い。
職業はショーガール。年齢は不詳。
UFOが墜落し、地球に落ちてきた宇宙人。ファニーに拾われてそのままペットに。
親切のつもりでやることが、少しピントがずれている為に逆に迷惑がられることが多い空回りタイプ。
自己主張が激しくて行動的なので、トラブルメーカーでもある。
一見、陽気そうだが実はとても繊細で傷つきやすい。ファニーに嫌われたり、無視されたりすると夜中にこっそりと持っている光線銃で蟻を撃つ・・・。
身長は40~45cmぐらい。
クレセントと一緒に落ちてきた宇宙人。気が効いてやさしいのでファニーに可愛がられている。無邪気な弟タイプ。クレセントの計画に巻き込まれ悲惨なめにあっても、目の前に楽しいことがあると忘れてしまう。
口の中には宇宙が広がっていて、手で食べることもあれば食べ物を吸い込むようにして食べることもある。手は伸ばすことができる。
ファニーの家付近に住んでいる、フクロネズミ目の家族。
ホーリーとは「聖なるもの」の意味で、この家族はよく奇跡を起こす。
例えば、マシンガンの弾で肩こりをほぐしたり、火だるまになっても鍋をつついたり、車にひかれても長い蛇になるだけで、そのマイペースな生活の営みが乱れることはない。
お母さんの子供袋からは、時々キリンや猫の子供が顔をだすことがあり、子供たちは驚くがお父さん(ホーリー)は見て見ぬふりをする。
まあ、すべては神のご意思のもとにあり、あれこれ慌ててもしょうがないのだ。
お母さん、いつも目は笑っていて穏やかそうなのだが実は一番怖い存在かもしれない。